特定非営利活動法人 山梨県見守りセンター

新たな見守り事業への取り組み

2021.10.4

 近年、IoTの発達により電化製品やセンサーを利用した遠隔での見守りサービスが増えてきています。さらには新型コロナウイルス対策によって非接触の意識が高まり、離れて暮らしている家族に会いに行く機会も減った為、遠隔見守りの需要は増え続けています。
 このような状況の中、産学官による新たな試みとして、南アルプス市でウェアラブル端末を用いた新しい見守り事業の実証実験が始まっています。山梨県安心安全見守りセンターも実験に当初より参加し、山梨大学/一般社団法人慢性疾患診療支援システム研究会を中心とした共同プロジェクトグループの一員として支援体制を組んですすめています。
 内容は、「腕時計型の端末を身に着けて日常生活を送るだけで、自動的にAIが体調データの変化を検出し、普段気づきにくい病気の前兆を早期発見し、早期受診に繋げる仕組みの実験」となります。
 利用者は連動のアプリでセルフチェックができ、検出データは、普段その方を見守っておられる同居/近居/遠隔にお住まいのご親族、あるいは地域でいつもその方の介護を担当されている方(ケアラー)と共有することもできるようになる予定です。そうする事で、なるべく利用者の日常に溶け込ませつつ、いつのまにかケアラーからも見守られているような仕組みを目指します。
 また、ふれあいペンダントと同様、緊急通報の機能も持たせることにより、万が一の対応もできるように検討しています。
 山梨県安心安全見守りセンターでは24時間対応のコールセンターという点を活かし、今後もこういった実験への参加を行っていき、時代にあわせた新しい仕組みを取り入れながら、皆様を見守り続けられるよう取り組んでまいります。

鍵管理の課題解決を目指して

 山梨県安心安全見守りセンターが関わる事業全般の課題として、安否確認や救助の際に必要な「合い鍵」の管理を巡るもの(預けられない・預かれない)があります。この課題に対して、見守る側見守られる側それぞれの負担を軽減できるような仕組みを考え、課題解決を目指した実験の実施も予定しております。